2013年03月13日

胃の負担の少ないレシピ開発のコツ

★レシピ開発のコツを紹介する目的★
 栄養失調にならないか不安な方もおられると思います。
無理に食べても胃腸の状態が悪化して吸収出来なくてはかえって逆効果。
なので、吸収率を上げる工夫が大事です。その為には、まず、自分に合う食事を見つける事が重要だと思います。
それは、私の経験からも言えます。

 私は、治療開始前の好きなだけ食べていた時期は栄養失調でした。治療開始後5年たった今、私の栄養状態(血液検査結果)は、正常値でした。一時、体重が減少したりした時期もありましたが、すぐ理想値に戻りました。

 食事制限なしで栄養的に良いとされる量を大量に食べていた時は栄養失調だったのに、胃腸に優しいレシピを開始した後に栄養状態が良くなった。

 これは、胃腸に負荷をかけない工夫をしたか、と言う事が吸収率に影響した為だと思われます。
自分に合った胃腸に優しいレシピの開発方法が必要だと思います。

 また、症状の重さや体質によって合う食べ物も違いますので、ご自分にあったレシピを開発することが大事です。

 なので、胃腸の負担を少なくする調理方法・レシピ開発方法について紹介したいと思います。

★レシピ開発のコツ★

(1)5ミリ角以下にする。
 ミキサーにかける、みじん切りにする、繊維を分断する等して、消化出来るサイズに細かく砕く。
(理由)
 5m角以下にならないと胃から十二指腸に降りないらしく、5m角以下になるまで胃がたたいているそうです。
なので、小さく砕いておいてあげると、胃の負担が減って消化速度も上がります。私は細かければ細かい程楽でした。個人的にはミキサーが一番お勧めです。

(2)ふっくらと柔らかくなるまで加熱する。ゆでる、蒸す。
 揚げるより、焼く方が良いし、それよりももっと、茹でる、蒸す方が良いです。
 放射性物質除染の為にも塩ゆでする事をお勧めします。
 基本的に揚げ物はお勧めしないですし、私は揚げ物は作らない様にしていますが、オーブンで焼くと油の少ない揚げ物が出来るそうです。

(3)重量感を減らす。
 余分な水分を飛ばすなど工夫を。
 一食何グラムまで逆流せずに消化出来るかを計った方もおられます。

(4)筋等の固い部分を取る。なるべく柔らかい素材(部分)を選ぶ。
 同じお肉でも、固い部分と柔らかい部分、脂身の多い部分と少ない部分がありますよね。脂身は少なく柔らかい部分を選んで下さい。
 うちは、小松菜の菜っ葉の部分は私が食べて、固い茎の部分は家族が食べてくれます。

(5)濃度を薄くする。
 濃度が薄いと症状が出にくくなります。
 アレルギーの場合、少量でも死亡する食べ物もあります。逆に、5段階中1程度のアレルゲンだと、付け合わせで食べる位は平気ですし、5段階中2程度であれば、固まりで食べると駄目だけど具で少し混ざっていても症状は出ないそう。最強レベルになると完全絶食で、匂いを嗅ぐのも駄目なので家族も絶食になったりする事も・・・。さじ加減は専門医にお尋ね下さい。
 逆食でも同じです。例えば、冷たいものは悪いと言われているのですが、口の中で温かい物と一緒にして溶かすと、温度差がなくなるので、胃の動きが悪くなりにくくなります。
始めて試す食材は濃度を薄くしておくのが良いと思います。味付けとか具でちょっと入ってるくらいから。

(6)無農薬、無添加など素材を選ぶ。
 使っている肥料が合わない事もあります。農家単位、メーカー毎、製品毎にご自分に合うかチェックして下さい。
 私は未だに激選した中で10個中1~2個しか合う物が無いです。なので、中々見つからなくても落ち込まないで。私も何年もかかったけど、やっと合うお米を見つけたので。

(7)材料と計量、症状メモの蓄積
 何が最適かは人によって違います。ここに書いた以外のコツが必要な方もおられます。

 その自分にとっての最適解を把握する為に、記録して下さい。
作る時に量を計ってメモして下さい。使った素材のメーカー、原材料もメモして下さい。もちろん加熱方法や加熱温度などもメモ。写真も撮っておくとベターです。そして体調記録食事記録を付けて下さい。
 「どの素材で、どれくらいの分量、濃度であれば症状が出たか/出なかったか」を把握出来るので、自分に合うレシピ開発に役立ちます。

 他のデータは固定して一つのデータだけ変動させると、最適値は把握しやすいです。

 私は、レシピを作るのに、コツの科学という本を読んで、cookpadを見て、グラフとか書きながらあたりを付けて、その後自分で試行錯誤しながらデータ収集して、それを再度グラフ化し、最適値を把握しました。

 ものによりますが、数十回トライして、一個レシピが出来るくらいは普通です。数十回の失敗は失敗とは言いません。普通の試行錯誤の一環です。成功の為のデーター収集であって、失敗とは言いません。

 以下の関連記事にもコツを紹介しておりますので、ご参照下さい。

★レシピが自分に合うかどうかの判断方法★

 症状が出るかどうかで判断して下さい。症状が出たら、自分に合っていないし、症状が出なければ自分に合っています。

食べた瞬間症状が出る方もおられれば、3日後に出る方もおられます。

食べる時間帯、分割食べ体の冷えをとるなどレシピ以外の要素も考慮して下さい。

詳しくは以下の関連記事をご参照下さい。

自分に合った治療法の探し方に関する目次

逆流性食道炎と慢性疲労症候群の治療方法に関する目次

★レシピ開発の前に★
 レシピ開発前に本ブログの過去記事とはなさんのブログ「これってなに?慢性疲労症候群!と胃食道逆流症!」の全記事をご一読願います。
多くの方は全記事を何度も読まれていたり、細部まで暗記される位読み込こんで下さっているのですが、たまに一部の記事だけ読んで、勘違いされる方がおられます。
私のブログは全体でバランスを取っています。体に関わる事なので、勘違いが無い様に全体を読んで下さい。

 トライする料理にもよるのですが、レシピ開発には結構調査が必要です。
その調査結果や文献名をこのブログの記事の各個所に記載しているので、ご参照下さい。

 あと、以下の写真は松原先生が初診の方に配られているものなので、参考にして下さい。
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(レシピ開発前に読んで欲しい記事)
はなさんのブログ「これってなに?慢性疲労症候群!と胃食道逆流症!」

自分に合った治療法の探し方に関する目次

逆流性食道炎と慢性疲労症候群の治療方法に関する目次

胃腸に優しい料理のレシピ・コツ(食事療法)に関する目次

体に優しい食材と食材店(食事療法)

 自分に合う物を開発する時に、これだけは避けた方が良いと主治医が激選したものを紹介します。
最も胃に悪い食べ物(絶食効果の大きい食材)


★レシピ開発で失敗したとき★
 調理方法は一つの専門分野になる位奥が深いし、プロでも新しいレシピ開発には何十回も試行錯誤される様です。私も何百回と試行錯誤してレシピを作りあげました。
 なので、失敗しても落ち込まないで下さい。失敗は成功の為に必要なのです。「この水分量だと固い食感になったと言う事は、もう少し水分量を増やしてみよう」と、失敗から成功方法を考える事が出来るからです。
 過去記事に私の体験記も書いているので、「もう無理だ出来ない」と思ったら読んでみて下さい。

松原先生受診記録〜初診と自分に合う食べ物を見つけるまで〜

 あと、はなさんのブログを読んでみて下さい。はなさんも最初は寝たきりだったのですが、自分に合ったレシピを作られて、もうPS0まで治って、割と自由に食べても症状が出ていません。こういう方がおられると希望になるかと思います。

★レシピ開発に成功したら★
 是非、そのレシピを紹介してあげて下さい。
 逆流性食道炎専用レシピが増えると、多くの患者さんが助かります。食べたくて仕方ないのに食べられなくて苦しんでいる方は多いのです。
そして、レシピ開発は大変なので、共有してほしいというニーズは大きいんです。このブログに寄せられる最も多い要望はレシピなのです。
個人差はあるので、逆流性食道炎用のレシピが増えると、助かる方は多いんです。
レシピが増えれば増える程、栄養面の心配もなくなりますしね。

 ご自分でブログを開設するか、cookpadに投稿するかという方法が簡単かと思います。

(関連記事)

胃腸の負担を軽くするコツ〜調理方法編〜

アレンジ〜(1)加熱器具の特徴と選定理由

アレンジ〜(2)素材の特徴と選定理由〜

アレンジ〜(3)アレンジのコツ

アレンジのコツ 重曹とベーキングパウダーの特徴の違い

調理方法の工夫による胃の負担の差異

油を使わない調理器具・調理方法

テフロン加工

スープメーカー

 私が見つけた良かった食材と、私は症状が出なかったレシピを紹介しています。合うものや食べれる量には個人差がありますが、ゼロから作るよりは楽だと思うので、良ければご参照下さい。レシピに胃の負担を減らすコツを記載しています。

胃腸に優しい料理のレシピ・コツ(食事療法)に関する目次
体に優しい食材と食材店(食事療法)

posted by 清 at 08:00 | TrackBack(0) | 自分に合うレシピ開発方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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